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お米の計量について
「さぁ!今日は三合ごはんを炊こう!」という時、お米をどうやって軽量しますか?
容量180mlのお米計量カップを出して…
「1杯、2杯、3杯、三合!」
もしくは、お米の保存&計量が一緒になっているものに入れているなら…
レバーを押して、ザァーと下からお米が出てきて「三合。」
『目からウロコのお料理教室』では、これらの計量方法はおすすめしていません。
お米の計量は、重さで計る!
通常使われるお米の計量カップは、1合=180mlの容量です。
これは、お米を体積で計っていることになります。
計量器付きの米びつも、同じように体積でお米の量を計っています。
『目からウロコのお料理教室』では、お米を体積ではなく重さで計ります。
なぜ体積ではなく重さで計るのか?
普段気にしていないと思いますが、実はお米は粒の大きさが品種などの違いにより異ります。
粒の大きさが違うのに体積で計ってしまうと、その時のお米の粒の大きさによりお米自体の量に違いが出てしまうのです。
いつもと同じようにご飯を炊いているのに、柔らかく炊けることがあったり、硬く炊けることがあったり…仕上がりに違いを感じたことはありませんか?
それは、体積で計量することにより、実はお米とお水の比率が毎回違っていることが原因だったのです。
(※水は体積=重さなので、計量カップで計っても、重さで計っても分量は変わりません。)
いつも美味しく炊くために、お米は重さで計りましょう!
美味しいごはんのための黄金比
お米を重さで計るようにすると、いつも同じ炊き上がりにすることができます。
また「柔らかめが好き」「硬めが好き」など自身の好みのごはんが炊きやすくなります。
お水は体積=重さなので、計量カップで計っても問題はないですが、微調整ができるためお水も重さで計るようにしましょう。
米:1合=150g・・・に対して、水:180g
お米を洗う目的とは
お米についた糠(ぬか)を落とす
お米を洗う一番の目的は、お米についた糠(ぬか)を落とすことです。
糠(ぬか)とは、玄米などを精白する際に果皮・種皮などが破けて粉になったものです。
お米に糠(ぬか)がついたままだと、炊いたごはんは糠(ぬか)臭さが残り美味しくありません。
そのために、ごはんを炊く前にお米を洗います。
洗い方で変わってくる炊き上がり
お米をしっかり研ぎながら洗うと、粘り気が出てもっちりとした食感になります。
力を入れずに洗うと、ぱらぱらした仕上がりになります。
どういうごはんを炊きたいか?
自分の好みを追求してみるとおもしろいです。
『ごはんの炊き方』レシピ
材料・5合分
- 米:750g
- 水:900g
お米の洗い方
- 大き目のボールに計量した米を入れる
- 3回ほど、水(分量外)でささっと洗う
*米が水を吸うので、最初は手早く水を変えて洗う - 濁りがなくなるまで流水につけておく
ここまで濁りをなくす!
- ザルにあげて30分置いておく
ごはんを炊く
- 鍋に、洗った米と水(900g)を入れる
- 鍋を火にかけ沸騰してきたら、米をまぜてほぐす
*参考動画あり
- 米をほぐしたら鍋にフタをして、沸騰後から20分になるように加熱する