低温調理とは
『目からウロコのお料理教室』では、過熱をする際にしばしば『低温調理』という調理方法で調理をしていきます。
『低温調理』とは、その名の通り、食材を低温で加熱する調理法のことです。
低温とは80℃!
『目からウロコのお料理教室』でいう『低温』とは、家庭で行うことを想定して80℃としています。
この80℃という温度は、殺菌の温度:72℃を基準にしています。
加熱の目的
加熱調理の目的のひとつに、殺菌があります。
肉など生食できないものは、確実に殺菌を行わないといけません。
その目安となる温度が72℃です。
しかし、この温度は素材の中心温度のこと。
家庭では中心温度まで計らないので、お湯を少し高めの温度:80℃で設定しています。
低温調理のメリット
『目からウロコのお料理教室』では、なぜ『低温調理』をするのか?
答えは簡単!
低温調理にはメリットがたくさんあるからです。
味がおいしくなる!
低温調理は「食材を美味しく調理出来る」すばらしい調理方法なのです。
なぜ食材を美味しく調理できるかというと真空状態で調理、調味が行われるため材料の風味や旨味を残すことができるからです。
また、お肉を柔らかくすることもできます。
パサパサになりがちな鶏ムネ肉なども、ふっくら柔らかく仕上げることができます。
調理が簡単
低温調理する際に必要なのは、お鍋のみ。
(※味付けなどに使用するお鍋・フライパンなどは別途必要です。)
色々な素材をそれぞれビニール袋に入れてお湯の中に入れておくだけなので、調理がとても簡単です。
肉や野菜など、調理時間が違うだけでひとつのお鍋で調理できるのでとても簡単です。
栄養素を逃がさない
真空状態で調理・調味が行われることで材料の風味や旨味を残すことができるだけでなく、栄養素まで逃がさずに残すことができるのです。
美味しくて栄養素もたっぷり♪
低温調理にはメリットがたくさんありますね。
低温調理の準備
大きなお鍋にたっぷりのお湯を用意してください。
調理用の温度計があるとお湯の温度が正確に計れるので、ひとつ用意しておくことをおすすめしています。
温度が80℃になったら、お鍋にフタをして、温度が下がらないようにしておきましょう。
低温調理中の注意点
低温調理中はお湯の温度が80℃以上であることをキープしなくてはいけません。
調理用の温度計を使用して、常にお湯の温度のチェックを行いましょう。
お湯の温度が80℃以上ある場合は、火を止めていても大丈夫です。
お湯の温度が下がってきた場合は、再び火をつけお湯の温度が80℃より低くならないようにしましょう。